カル・グローは
カルシウムとその吸収力を非常にUPさせるいくつかの
微量元素との組み合わせで構成されており、 仔馬の骨強度を上げたり、骨量不足か或いは何らかの骨の疾患を患った馬の骨質を改善したり、血統的に骨の問題を抱える仔を生む可能性のある繁殖牝馬に与えることで少し でも疾患発症を予防することが出来る状態にもって行く為のサプリメントです。
【 1 】 含有成分について
カル・グローは
1日1回100gが 適量とされる飼いに混ぜて与える粉末ですが、先ず特筆すべき点として与える側が求める効力をいかに発揮させるかを第一に考えて作られた成分構成になっていることです。
体内でのカルシウムの吸収力UPと有効利用にはカルシウムとリンの摂取割合が2:1であることが重要であることを知っている人は多いと思われますが、それと共に 骨や腱等の細胞形成に役立ち、天然の鎮痛剤として有名なM.S.M.、骨部代謝を高める微量元素で同時摂取で吸収力も高める
銅プロテインと
亜鉛プロテイン、骨の形成を助けここでは他の成分と働いてカルシウム沈着を防ぐ
マグネシウム、そして何より他社製品に含まれる事があまりないカル・グローの特徴として含有される
有機シリコンなどの成分が一つにまとめられ、非常にレベルの高い
当歳、1歳馬用の骨部成長及び再構成補助サプリメントとなりました。
【 2 】 効率と吸収について
カル・グローは粉末ですので練り飼いにすることでロスなく与える事が出来ますが、1日に100g与える場合、2回に分け(朝飼い50g、夜飼い50gなど)必ず全量を摂取させる様にする必要があります。
何とか全量摂取させられれば カル・グローに含まれる絶妙な成分構成によって吸収力は高く 効果が期待出来ます。 尚、これらの成分は全てバラバラに与えたり、分量を変えると、それらが全く同じ成分であったとしても効果の出る確率は極端に落ちるだろうと考えられます。
【 3 】 与える時期と手段について
本来であれば 出産直後から 繁殖に与えて 母乳経由で摂取させ、離乳後も1歳の夏位まで与えるのがベストですが、経費を考えて効率よく 与える時期を考えてみましょう。
1.過去の繁殖結果や血統的背景から骨疾患の発症率が高いと考えられる場合
※ 生まれて 2〜3ヶ月後くらいから繁殖の母乳経由で 2〜3ヵ月間摂取させる。
※ その約1年後の4〜5月あたりから 再度 2〜3ヵ月間摂取させる。
2.その年の天候具合で 牧場の地面が 爪や 肩に問題を起こしそうな場合
※ 地面の具合を見て 2〜3ヶ月間摂取させる。
3.総合ケアを考えた場合
※ 離乳後から1歳の夏まで 量を減らして継続的に与えるか、3ヶ月に 1ヶ月間与える。
【 4 】 競走馬の為の必須成分有機シリコンについて
シリコンは 骨のカルシウム沈着に関連する成分として関節組織の中に大量に存在して軟骨や骨と言う動物の体の構造を支えるコラーゲン構成にも重要な役割を果たす成分で、その特性を考えると競走馬には必須成分と考えられるにも関わらず、その重要性はあまり知られていません。
これはシリコンが自然界に多く存在する物質ではあっても植物のように草食動物が食べるものからの摂取は非常に微量でしかなく、その有効性がなかなか実証されてこなかったからです。
しかしながら、カル・グローのメーカーであるフォーランは このシリコンのマグネシウムや リジンとの同時摂取で期待出来る効力に着目したのです。
骨格が急速に発育する当歳〜1歳の馬に 必要量正しく添加することで骨部構成の成長に対して危険な カルシウム沈着を防いだり、骨の発育途上での正常な骨の構築に重要な組織が鉱物質を含んでいく過程をスムーズにさせたり、骨と軟骨の接着度を必要度維持させて この時期に発症しうる各種骨疾患の発生率を下げます。